3. インプラントについての心構え
- インプラントについての心構え
- 我々ドクターにとって最も怖いのは「慣れること」に対する気の緩みです。インプラント治療とて例外ではなく、直前にいかに万全の準備をするかが安全性はもちろん成功率を左右します。
- インプラントに対して歯科医師がどのように向き合っているか?
- 患者さんにはなかなか見えづらい部分を少しご紹介いたします。
- 【手術前のシミュレーションを行っているか?】
- インプラントは患者さんのお口の状況を把握した上で、どのようにインプラントを埋入するか?を事前にシミュレーションすることが非常に重要です。
- 現在ではCTの画像を元に、患者さんのお口や骨の状態を立体的にコンピューターで解析することができるようになっています。これにより、手術の準備を3次元的(立体的)におこなうことが可能となります。

- 【ステントを作成しているか?】
- CT撮影用のステント(ステントとはインプラント治療によって実現したい歯の理想型を模倣したものです)を作成し撮影後、埋入方向、部位、本数を、徹底的にシミュレーションします。手術時は、別の埋入用のステントを作成し、理想的な位置に埋入できる手助けとします。
- インプラントを埋入する際には、理想的な位置、方向をしっかりと把握していなければなりません。その方向付けを手術前にあらかじめ型にしておくのです。
- ステントの作成は確かに手間がかかります。
- しかし、安全で正確なインプラント手術のためのまさに道標(みちしるべ)であるといえます。
